2015年年間一時金の夏季分を妥結します。併せて、JMIU支部の見解を表明します。

2015年年間一時金の夏季分を妥結します。併せて、JMIU支部の見解を表明します。

1.一時金(夏季分)

(回答)

  正社員(契約社員を含む):(基本給+地域手当+家族手当)×2.4ヶ月

  パートタイマ:(対象期間6ヶ月の平均勤務時間×時給+家族手当)×1.35ヶ月

【JMIU支部の見解】

   ①従業員の共通の願いである「年間5ヶ月」以上の一時金を展望できる回答。

私たちの生活実感からすると、「一時金は年間5ヶ月以上」が共通した願いです。一時金が年間で4ヶ月を下回ると、ローンの返済ができなくなる従業員が少なくありません。「5ヶ月あれば、少しは生活に余裕が出る」、「5ヶ月以上の一時金を安定して支給してほしい」。しかし、1997年(年間一時金5.4ヶ月)以降、昨年までの17年間、5ヶ月を下回って来ました(4ヶ月未満が6回、うち3ヶ月未満が1回)。

夏季一時金2.4ヶ月の回答は、年間5ヶ月以上を展望できるものです。今年こそ、5ヶ月以上の一時金を実現しましょう。

   ②再雇用社員とパートタイマに「正社員と同月数の一時金」、派遣社員への「謝礼」に応

      じなかったのは残念。今後も要求を続けます。

再雇用社員とパートタイマに「正社員と同月数の一時金」、派遣社員への「謝礼」に応じなかったことは残念です。2014年度の最終的な営業利益は、一昨年度ほどではありませんが、近年では大きな金額です。この成果は、正社員だけでなく、再雇用社員とパートタイマ、派遣社員の協力と努力があったから得られたものです。JMIU支部は今後も要求を続けます。

 ③今年度の利益計画の達成は容易ではない。

春闘団交での会社の説明や、今回の会社の回答理由での記述通りだとすると、今年度の利益計画の達成は容易ではありません。

昨年度の社外売上から、今年度は見込めないビジネスを差し引くと、相当な金額が不足することになります。会社の営業戦略と従業員の協力が必要になります。JMIU支部は、会社の業績について随時開示を求め、労働組合としてのチェックと分析を行います。

2.夏季一時金での調整の検討結果について

(回答)

 正式な決算はまだ出ていませんが、平成27年6月2日に団交にて説明した「57期利益

 見込差異」により大幅な差異はありませんでした。したがって夏季一時金での調整は行い

 ません。

 【JMIU支部の見解】

 6月2日の団交で開示された「57期利益見込差異」によると、2014年度最終決算見

 込は、年末一時金の交渉時点での決算見込に比べてかなりの増益となっています。この金

 額は、JMIU支部が春闘で要求した一律0.4ヶ月相当(組合員平均で約10万円)の

 期末手当を優に越えています。

 ただし、一時金(夏季分)の回答が2.4ヶ月であったことを考慮すると、どうしても調

 整をしなければならないとは考えません。年末一時金交渉時の決算見込の精度を高めるこ

 とを会社に求めました。

3.事前協議・同意協定の締結について

(回答)

 検討いたしましたが、ご提案の事前協議・同意協定(案)について、締結の考えはありま

 せん。なお連合労組と締結した「事前協議協定」を貴組合との間でも締結することについ

 ては吝かではありません。

 注)団交での協議の結果、会社が持ち帰り整理して、再度協議することになりました。


上記は「JMIU組合ニュース(6/19付)」のダイジェストです。詳細な全文は「支部ニュース全文(社員限定)」で閲覧・ダウンロードできます。ログインパスワードは、「お問合わせ」からお問合わせください。折り返し、JMIU支部から返信します。